※今回は貸切電車の運行を行ったため、個人的な備忘録として記述します。かなり長いです。
東京都に都電荒川線と言う路面電車があるみたいに、大阪にも存在しています。
さて、この阪堺電車は貸切での運転が出来ます。しかもかなり自由です。
このように、様々な用途で貸切ることができ、今回みたいなオフ会や、鉄道研究会の懇親会、結婚式まで様々な用途で使うことが出来ます。
しかもお値段は55,200円(今回貸切るモ161形の場合は維持費として追加1万円で65,200円)。これで2時間半乗れるので大変お得なわけです。
これに目を付けた自分は、「リメンバーズ(Re:ステージ!のファン)」で電車を貸切たいな…と思いました。これは6月下旬頃の話です。
もし貸切るなら来てくれる方はいますかと声掛けをすると、思ってた以上に声を上げてくださり…これはやるしかないと決めました。
10/7(土)にリメンバーズで阪堺電車の貸切会をする予定です。
— (*'▽'<ヒロ (@hiro_kakiko) 2023年8月10日
締切は今月20日までです。
※詳しくは画像参照。
もし参加したいという方がいたら、リプかDMをください!#リステ pic.twitter.com/8GSm6l3hiJ
そしてやると決めた本決定が8月。この地点で阪堺電車の方に申し込みを行いました。
9月はリステ4th上映会があるので忙しいから…と言う理由で、10月に行うことに決定。
土曜日にやりたいなと思い(日曜日の場合次の日が仕事だったら忙しいから)、7日、14日、21日、28日のどれかでやろうと思いました。
その結果、14日は沿線イベントで使えない、21日と28日は先客(貸切を先にしたいと言った人が居る)がいたため、7日を選択。本決定となりました。
行程が決まったのは8月16日。申請してから約1週間後でした。
それと同時に、オリジナルのヘッドマークを掲出できることを知りました。
しかし、貸切でヘッドマークを掲出できるのはモ161形という車両のみ。このモ161形は昭和初期に作られた車両なので結構有名な車両だったりします。
↑モ161形161号。他にも162.164.166号が存在します。この車両はヘッドマーク掲出可。
さて、ヘッドマークを作るとなってもまずヘッドマークは自分で作れるものなのかと。右も左もわからない状態でしたが、まずは阪堺側からモ161形に掲出できるヘッドマークの製図を頂きました。
そして金属加工の専門業者に依頼し、ヘッドマークの金具の完成。注文してから1週間後に届いたのでとても早かったです(9月7日に届きました)。
同時に、Re:ステージ!の絵を描いている絵師さんにヘッドマークの絵のご依頼を行いました。
作:イザナ(@newbonbonizaza)氏
ヘッドマークの金型完成後、次にこれを貼るにはどうしたらいいか。過去にヘッドマークを作った人に聞くと、「ラミネートしてテープで貼る」「ステッカーで直接貼る」という意見を頂いたため、双方共に紹介していただいたサイトで見積もりを行いました。
個人的にはシールの方が良いかなと思い、ステッカーを作り、それをヘッドマークに貼り付けました。
↑こちらの所でステッカーをお願いしました。
ステッカーが届いたのは9月の中旬頃です。
ステッカーを貼り付けて、ヘッドマークの完成です。
↑実際に完成したヘッドマーク。
ヘッドマークも完成。人数も揃った為あとは当日を待つだけとなりました。
今回のまとめとすると、
・開催日:2023年10月7日 13:55天王寺駅前発
・費用:5000円
・参加人数:主催者含め15人
となっています。
10月7日当日。
主催者である自分は一番最初に「我孫子道」に向かいました。
ここは阪堺電車の本社があり、車庫もあります。
この場所で車内にお菓子をセッティングしたり、ヘッドマークを掲出したりしたりします。
この地点で車庫内は撮影が出来ない為、撮影はしていません。
しかし、今回貸切ることになるモ161形はすでにスタンバイされており、車庫の手前にいました。
たまたま通りがかった社員さんに声をかけ、案内を受けました。
13時17分に我孫子道を出るので、12時40分くらいから準備を始めました。
一方天王寺組(今回の参加メンバー)は13時半集合にしていたので、集合時間までには全員いたとのことで。集合時刻を守っていただけるのはとてもありがたいことです。
同じく我孫子組である自分は、回送電車に乗り、天王寺へ向かいました。
天王寺駅前に着いたら、まずは貸切電車を奥に置き、手前に営業列車を置きます。縦列駐車です。
そして営業列車から乗客を降ろしてから、貸切組は貸切電車に乗り込みます。この地点で天王寺組は天王寺駅前の係員より指示を貰います。
電車に乗って、それぞれの場所に座ります。参加費5000円もこの時に収受。
まず一番最初に乗務員より乗務員の紹介と行程、注意事項を聞きます。
そして、参加者の自己紹介を始めます。
阪堺電車側でマイクを用意していただいているので、それを使います。
全員マイクが行きわたったところで、BGMで「私たち、四季を遊ぶんです!」と「雨音ファンファーレ」を流します。
リステ4th昼の部のセトリです
曲が流れ終わったのは細井川停留所辺り。
他の参加者の中でもお菓子を持っている方が居たり、アクリルスタンドを大量に持っていたり、ぽふぽふクッションを持っていたり…。
↑ぽふぽふクッション。とても柔らかい。
ごくごく普通のビンゴ大会です。
景品は以下の通り。
・プリッツ<日本味めぐり>
・カール(うすしお&チーズ)←意外と関東民からウケが良かったです
・トミカ(No.31&No,107番)
・Re:ステージ!マスクケース(オルタンシア&ステラマリス2枚)
31番はキャラに「長谷川みい」と言うキャラがいるのでその「みい」から。
107番は「10月7日」を掛けているのと、ひまわりはリステにおいてとても縁が深い花だから、というものです。
↑夏になると白ワンピースでひまわり畑にいるキャラクターが高確率で実装されます。
30個ぐらい番号を言って初めてビンゴが出たので、かなりビンゴが出なかったです。ちなみに主催者の自分も実はビンゴでしたが、景品交換はしませんでした。
そして、ビンゴ大会が終わると同時に終点の「浜寺駅前」に到着。
ここでトイレ休憩も兼ねて撮影大会も実施。撮り鉄の方もちらほら見かけました。
浜寺駅前では駅舎の手前に降車場所があり、そこに停車して撮影をしました。
太陽に照らされるモ161形…とても良いものです。
休憩も終え、浜寺駅前を出発。いよいよ復路の始まりです。
復路は過去に自分が作ったリステクイズ問題からリステのクイズ大会。これが非常に盛り上がりました。
全部で10問くらい出しました。
我孫子道に着くと、車庫に一時的に留置となります。
この留置がまた凄く、「車庫内の留置」なので合法的に車庫に立ち入ることが出来るのです。
年に1回ある「阪堺電車まつり」でしか合法的に車庫には立ち入れないので、非常に貴重な機会です。
このアングルから車両を撮れる機会はなかなかないですよね…。
許可を頂き、運転席横にぽふぽふクッションの設置も行いました。ヘッドマークとの奇跡の共演です。
少しなら線路も歩いていいとのことで、線路側から撮影。
↑ぽふぽふクッションが白鳥天葉×伊津村陽花に。稀星本校ライブの「Purple Rays」の組合わせです。
↑太陽に照らされるモ161形…とても良いものです。(2回目)
ここで集合写真をぽふぽふクッションと共に撮り、電車に乗り込みます。いよいよ終わりが見えてきました。
↑車内でアクリルスタンドを並べる会が行われている図。ズブ友であるオンゲキキャラもいます。
写真には写っていませんが、「Suicaのペンギン」のぬいぐるみと、「カモノハシのイコちゃん(ICOCAのキャラクター)のぬいぐるみ」もいました。
最後に「ちぐはぐメロディ」と「冒険トラベラー」を流します。冒険トラベラーの間奏で語ったのはリステ4thの時に空見ゆきさんがこの部分でバンドメンバー紹介をしてて同じようなことをやりたかったから…です。
いよいよ終点の天王寺駅前に到着。
ここでは後から来た営業列車の乗客を降ろしてから、自分たちが降りることになります。
ゴミは車内に用意されているゴミ箱の中に入れます。来た時よりも美しく。
↑ヘッドマークが取り外されたモ161形。ヘッドマークは天王寺駅前で外され、持ってきた人に返されます。
電車は「貸切」の幕を出したまま、天王寺駅前を後にしました。
ここまでが阪堺電車の貸切会。
この後はJRの団体乗車券でJR路線(阪和線)に乗ったりしました。
さて、今回阪堺電車の貸切をした感想ですが、非常に良かったです。
ヘッドマークの掲出やマイクの貸し出し。酒飲み電車があるくらいですから、飲み会にも持ってこいの所です。
他の貸切電車では制限の多い中、この阪堺電車はとにかく自由度が高いです。もちろん節度を守るのは当たり前ですが、その中の範囲としては良いのではないのでしょうか。
今回のイベントは第1回ということもあり、反省点もいくつか存在します。
そんな中でも今回は無事に開催することが出来て、とても良かったです。
ちなみに第2回もまたやりたいなと考えています。今度も恐らく阪堺電車になると思います。
今回ご参加いただいた皆様、そして阪堺電気軌道の皆様。今回はありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。